CT ▼

マイクロスコープ ▼

MTA覆髄治療(歯髄保存治療) ▼

こまがみね歯科のCT

CTとは

CTとは

CTとはComputed Tomographyの略です。
コンピュータを駆使したデータ処理と画像の再構成で、断層写真を得ることができる装置です。歯科用CTとは、近年開発された歯科に特化したCT装置で、コーンビーム方式を用いているためコーンビームCTとも言われています。
主に、インプラントや親知らずの抜歯などの治療に用いられますが、耳鼻科領域(蓄膿症など)にも応用されることがあります。三次元の高画質画像を用いることで、断層方式パノラマX線写真や口内法X線撮影法では判別できない、痛みや症状の原因の究明に役立ちます。
歯科用CTとは、コーンビーム式のスキャンを行う事で、短時間のX線照射による、歪みの少ない繊細な画像を断面で観察することができます。
当院では最新のコンビームCTを導入しております。

従来のX線と歯科用CTの違い

従来のX線写真は2次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTスキャンでは3次元の立体画像でのレベルに変わるので、より多くの情報が得られます。
従来のレントゲンでは、1方向の1カットのみを映し出すものでした。これに対し、CTでは(輪切りにしたものを)3次元の立体的情報を、何百というカットで色々な方向から映し出すことが出来るのです。
例えるなら、写真を正面から1枚だけ撮ったのが従来のレントゲンとすると、CTは、360度の方向から何百枚も撮った写真といえるでしょう。
つまり従来のX線画像での診断とはレントゲンフィルムに写ったものそのものではなく、想像による術者の頭の中の立体画像だということです。それ故正確な診断は不可能です。

CTの場合は写った画像から想像ではなく、そのものがそのまま3次元の画像として見えるので正確な診断を行うことが可能になります。

従来のX線 歯科用CT
従来のX線と歯科用CTの違い 従来のX線と歯科用CTの違い

歯科用CTでできること

インプラントだけでなく、歯周病や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。歯科用CTスキャンは、歯科治療において大きな役割を果たしています。患者様にとっては事前に病気のがわかることや、インプラントにおける手術野の状態が細かく把握できることによって、より正確で安全な治療が受けられるようになります。

又、口腔外科領域の疾患である、親知らずの抜歯(特に難易度の高い、歯の根と神経が近接している場合の3次元的な診断が必要な場合はCT撮影を行います。)
のう胞性病変(膿の袋が顎の骨の中に出来る病気)
顎骨骨折、歯槽骨骨折(交通事故や転倒などによる外傷性病変)
歯性上顎洞炎(上の歯の根の炎症が原因で起こる病気で CT撮影を行いどこの歯(根)が原因であるか診断を行い治療を行います。)
上顎正中過剰埋伏歯(歯が埋まっていて、正中離開(すきっ歯)や萌出遅延(歯が生えてこないor生えてくるのが遅い)の原因になります。
過剰歯の有無については、通常の小さなレントゲン撮影で確認することが可能ですが、実際の抜歯を行う際、隣の歯の根の位置や近接する神経(切歯管)の位置をCT撮影を行い、正確な診断の上 手術を行います。

インプラント治療

インプラントを埋める部位の骨の質や厚み・形態、神経・血管の位置が正確に分かり、確実な診断が可能となります。それにより、インプラント治療の安全性が飛躍的に向上します。
術中にもCT撮影ができることで、インプラントの位置や方向などの確認ができ、より安全・正確にインプラント手術をすることができます。

歯周病治療

歯の周囲の骨の破壊の程度が、立体的に把握でき、歯周病の進行度が正確に診断できます。それにより、最善の治療計画をたてることができ、治療の予知性が高くなります。
親知らずを抜く場合、歯の位置や向き、また神経との位置関係が3次元的にわかることで、抜歯が手際よく安全に行えます。

根管治療

歯の根の先の病巣の状態など、通常レントゲン画像に比べてはるかに正確な診断ができます。

照射量の軽減

医科用CTに比べX線照射量は1/8~1/50と大幅に軽減できます。

マイクロスコープ

マイクロスコープとは?

マイクロスコープとは?

人間の裸眼での二点識別域は0.2mmが限界と言われています。しかし、
自由診療で行うような高度な治療、審美歯周外科治療においてはミクロン単位の正確さが要求されます。
そのようなとき、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用し、肉眼の3~20倍に拡大した視野で治療を行うことで、より正確な作業が可能となり、治療のレベルを格段に向上させることができます。
マイクロスコープを使用することにより、歯科医師の“経験”や“勘”だけに頼ってきた治療では不可能だった高度なレベルの治療を行うことができるようになります。

マイクロスコープは、はじめ耳鼻科、眼科で使用されるようになり、1950年代に脳神経外科、その後産婦人科、心臓外科でも使用されるようになりました。1990年代には歯科でも有効性が認知されるようになりましたが、日本での普及はまだまだ一般的ではなく、現在でも、全国の歯科医院でマイクロスコープが設置されている医院は、いまだ2~3%というのが現状です。アメリカでは根管治療の専門医には歯科用顕微鏡の使用は義務化されています。こまがみね歯科医院では最高峰の歯科用顕微鏡(カールツァイス社製マイクロスコープ)を導入しています。

マイクロスコープを用いた精密根管治療(マイクロエンド)&歯髄保存療法

根管治療(根の中の治療)や歯髄保存療法はマイクロスコープが最も必要とされる治療のひとつです。歯の中にある根管は、非常に複雑で細かい形態をしているにもかかわらず、従来は、”手探り”で、手指の感覚だけを頼りに治療を行ってきました。
しかしマイクロスコープを使用することにより、歯の内部を拡大視し、直接根管内を見ながら正確に治療が行うことが可能となるため、従来では考えられないような細部の治療も可能となり、治療のレベルを格段に向上させることができます。

根管治療1

根管治療1

①歯と歯の間に神経に及ぶ進行性のう蝕を認めます。手前の歯は強い不可逆性疼痛が生じていたため、残念ながら神経の治療を行います。奥の歯は幸い症状がない段階で発見できたため、MTA&CRで修復いたしました。

根管治療2

根管治療2

根管治療3

根管治療3

②マイクロエンド&ジルコニアクラウン修復
③MTA&ダイレクトボンディング

MTA覆髄治療(歯髄保存治療)

歯髄を守ることが重要な理由

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歯髄とは、歯のもっとも内部にある神経や血管が通っている重要な組織です。歯そのものが受けるさまざまな影響を感知してトラブルから歯を守る役目を果たしています。

人が歯を失う主な原因は、歯周病や虫歯、ケガですが、突き詰めると7割を占めるのが以下の2つです。

1.歯根破折(歯肉の中にある歯の根の部分が欠けてしまったり割れてしまったりすること)
2.歯の根の病気(根尖病巣/根尖性歯周炎)

これらは、虫歯の度重なる治療で神経を取る処置がされた歯(=失活歯)であることが多く、歯を失わないためには、歯の神経や血管がある「歯髄」を守ることがとても重要になってきます。「歯髄」には、外部からのさまざまな刺激に対する感覚機能のほか、虫歯菌に抵抗する防御機能があり、これを保護することで、歯の寿命が変わってくる可能性があるのです。

歯髄保存治療とは

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当院では、歯髄を保存するために「MTA覆髄治療」を行っています。従来の虫歯治療では、重度の虫歯には、歯髄の炎症を抑えたり、虫歯の除去時に露出してしまった神経を保護するために水酸化カルシウムのセメントで覆う「直接覆髄法」が行われていました。しかし、非常に難しい処置であるため、結果、神経を除去することになる(抜髄処置)が多くありました。

そこで登場したのが、「MTA覆髄治療」です。「MTA覆髄治療」では、ケイ酸カルシウムを主成分とするMTAを使用することにより、従来に比べ、格段に神経を残すことが可能になりました。「MTA覆髄治療」のメリットは、以下の3つです。

1.歯髄を保存し、歯の寿命が延びる可能性がある
2.将来歯を失う可能性を減らし、義歯やインプラントの費用がかからずに済む可能性が高くなる
3.根管治療をしないので、余計な歯を削らずに済む

「神経を守ること」「神経を残すこと」を重視したMTA覆髄治療は、非感染歯髄であるなど適応症が限られていますが、歯の寿命を少しでも長く延ばすことのできる「MI治療」(最小限の侵襲治療:ミニマル・インターベンション)と考えられています。「MTA覆髄治療」においては、歯の根に近い部分の治療のため、虫歯の除去の方法など繊細な技術が要求されますが、当院では痛みを最小限に抑え、丁寧な診断と治療を心がけておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

MTAとは?

MTAセメント(プロルートMTA)は、1993年に米国ロマリンダ大学のDr.Mahmoud Torabinejadらにより根管穿孔部位を封鎖する材料として開発され、1998年以降に欧米各国で、2007年に日本で発売が開始されて以来、多数の症例に使用されて高い臨床評価が得られています。
ケイ酸カルシウムを主成分とするMTA(Mineral Trioxide Aggregate)は、生体親和性や封鎖性、石灰化促進作用、デンティンブリッジ形成能、細胞反応活性化促進作用、抗菌性に優れた革新的な材料です。
当院のMTA覆髄治療では、プロルートMTA(Pro Root MTA)など複数の材料を症例に合わせて選択しています。

MTA覆髄治療の特長&メリット

●歯髄を保存できる可能性がある
MTAによる覆髄処置により、通常であれば神経を取るケースでも神経を残せる可能性があります。
●歯の切削を最小限に抑えることができる
抜髄処置(根管治療)を回避できることにより、歯を削る量を最小限に抑えることができます。
●歯の寿命が延びる可能性がある
歯髄の保存により、歯の主要な喪失原因である失活歯の歯根破折や根尖病巣を回避し、歯の寿命を延ばせる可能性があります。
●生涯でかかる治療費用を抑制できる
歯髄の保存により、抜髄処置(根管治療)の費用、ファイバーコア等の土台の費用、セラミッククラウン等の高額な被せ物の費用がかかりません。
失活歯では、経年的に根尖病巣の出現による再根管治療や被せ物の再製作が必要になることも多く、また、歯根破折等に起因する抜歯により、ブリッジやインプラント、義歯などの新たな治療が必要になる場合もあります。MTAにより歯髄保存が可能であれば、生涯にわたり発生する可能性のあるこれらの治療費用を抑制することができます。

治療上の注意点

●適応症が限られている
MTAによる覆髄処置は、非感染生活歯髄(C2:う蝕症第二度)が適応症です。
何もしなくてもズキズキ痛む(自発痛がある)、温かいもので痛むなどの炎症歯髄や感染歯髄(C3:う蝕症第三度)は、非適応症となります。
冷たいもので少ししみる虫歯は適応症となる可能性がありますが、MTA治療の可否は虫歯の状態を直接確認して判断する必要があります。
●歯髄を保存できない場合がある
MTAによる覆髄処置は、従来より高い確率で歯髄を保存できる治療法ですが、歯の状態によっては、歯髄保存治療後に歯髄の炎症等により抜髄処置が必要になる場合があります。
MTA治療の予後については、それぞれのケースで診断時や治療時の歯の状態確認後により具体的にご説明しています。
●治療直後は歯がしみる場合がある
MTA覆髄治療の直後は、虫歯除去時の刺激や覆髄処置の刺激により、一時的に歯が過敏になり、冷たいものなどでしみたり痛む場合があります。
歯髄の回復に伴い、通常これらの症状は軽減・消失していきます。
●担当医の技術や診断が重要である
担当医の虫歯の除去方法や診断が治療結果に影響します。
●保険適用外の治療である
MTA覆髄治療(歯髄保存治療)は、保険適用外の治療です。

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